【2023年最新】小紅書(RED)のマーケティング活用方法
16 Mar , 2023
魅力的な市場規模を持つ中国でのビジネス拡大を検討するものの、独自の文化を持つ中国でのマーケティングに悩む方も多いのではないでしょうか。中国でよく使われている小紅書(RED)をマーケティングに活用することで、中国市場へのビジネス展開がより容易になります。小紅書は月間アクティブユーザー2億人以上の中国で最も象徴的なライフスタイル系SNSの1つで、中国の消費者にリーチするための非常に有効的なチャネルです。中国国内での自社ブランドの認知やコミュニティを構築したい企業様に向けて、2023年最新の小紅書マーケティング戦略をご紹介いたします。
小紅書マーケティングの基本
2023年最新 小紅書を活用したマーケティング戦略
1. 小紅書マーケティングの基本
小紅書は、ユーザーの興味に合わせて画像、テキスト、動画、ライブストリーミングコンテンツを表示するSNSです。2013年にサービス開始して以来、小紅書は中国国内で非常に多くの人気を集めており、ユーザーの72%がZ世代という特徴を持っています。創業者の「Inspire Lives」というミッションに基づき、小紅書は、美容やファッション、エンターテインメント、そして育児など多様なライフスタイルを紹介し、似たような興味関心を持つユーザーを繋げ、コミュニティを創出します。
小紅書と親和性が高い、業界およびターゲット層
小紅書は、中国の消費者に外国ブランドへの親近感を持ってもらうことに非常に効果的です。中国の消費者は、ブランドの信頼性や透明性を非常に重視しており、ブランドとの双方向の対話を好む傾向があります。小紅書上であれば、ブランドは小紅書上で「展示会」や「ポップアップストア」などのエンゲージメントの高いコンテンツを発信し、小紅書ユーザーに参加してもらうことで双方向のコミュニケーションの促進が可能です。
小紅書のユーザーである@野生仙仙は、最新の氷彫りポップアップでディオールの2023年スキーウェアコレクションを紹介しています。
Source: Jing Daily
他の中国のSNSプラットフォームと比較して、小紅書ユーザーの特徴は新しいものへの適応性がより高く、受け入れやすいことです。調査によると、小紅書を活用したマーケティングは、コンテンツに親近感を感じてもらいやすく、ライフスタイルに基づいていることから、Douyin(TikTokの中国名)のように効率的に配信が可能です。よって、ユーザーに広告が非常に届きやすく、効率的に「高い」コンバージョンを生み出します。
中国市場に参入する際に、まずターゲットの顧客層を把握し、正しく理解する必要があります。2022年7月時点で、小紅書のターゲット層は89%が女性で、主に都心出身者です(北京、上海、広州、深セン)。ユーザーの多くは品質を非常に重視し、最新のトレンドをフォローすることに興味を持っていることから、小紅書ではスキンケアやファッション、化粧品などがターゲット層に向けて積極的にプロモーションされています。コンテンツクリエイターや視聴者が増えるにつれ、小紅書はショッピング、ライフスタイル、チュートリアルなど、日常のインスピレーションを探すための数百万人のユーザーが情報収集するSNS上でのハブになっています。
小紅書ユーザーは女性がメイン小紅書を活用したマーケティングから生じる売り上げと更なる可能性を感じ、多くの広告主がこのプラットフォームを注目しています。2023年1月までに、小紅書上には14万以上のブランドがあり、その56%が中国ブランドです。多岐にわたる業界が小紅書を活用し、小紅書内で各社より高い効果を出そうと試行錯誤しています。そういった同業他社に対抗するためにも、2023年の小紅書上の動向やマーケティング戦略を理解することは欠かせません。
2. 2023年最新 小紅書を活用したマーケティング戦略
高い購買力を持つ中国の消費者が集まるSNSである、小紅書を活用したマーケティングの利点は疑う余地がありません。口コミマーケティングとソーシャルECコミュニティは、ブランドへの認知度を高め、製品レビューを通じて興味を引き、購入決定、エンゲージメント、そしてロイヤルティを促進するための効果的なマーケティング戦略であることが証明されています。
独自のユーザー層を持つ小紅書は、DiorやChanelのような世界的な高級ブランドが必ずと言っていいほど活用するメディアです。購入やコンバージョンを増やすために、小紅書上の全ての機能をフル活用することをおすすめします。特に押さえるべき機能であるコンテンツ配信管理、インフルエンサー、ライブストリーミング、そして小紅書上のEC施策を中心に小紅書上でのマーケティング戦略をご紹介します。AsiaPacは各国専門のチームがおり、中国国外の企業様にも小紅書マーケティングサービスを提供しています。具体的なサービスについては、こちらをご参照ください。
2.1 コンテンツ管理を通して、より効果的なコミュニケーションを実現
ノート機能は小紅書において欠かせません。ターゲット層に届けたいコンテンツを配信することで、小紅書ユーザーにリーチすることが可能です。企業が効果的にコミュニケーションをし、小紅書ユーザーとの関係を発展させるために重要な役割を果たします。ユーザーは一貫性のあるコンテンツ配信を求めており、そのため、戦略的なコンテンツの配信計画および管理を行うことが2023年の小紅書マーケティングにおいて必須です。
小紅書でのコンテンツ配信戦略
毎日、小紅書には45万件以上投稿されています。リーチしたいユーザー層に貴社のコンテンツを届けるには、小紅書のコンテンツアルゴリズムへの理解が必要です。小紅書では独自のスコアリングシステムを構築しており、フォロー数やコメント数、お気に入りブックマーク数、そしていいね数を考慮してランキングを決定しています。より多くのインタラクションとエンゲージメントを獲得すればするほど、受小紅書上でのコンテンツランキングは高くなり、最終的には到達できるオーディエンスの範囲が広がる仕組みです。
小紅書では、写真からショートビデオ、テキストなど非常に多様な種類があり、またバイラルノートまたは「Biji」とも呼ばれるブログ記事のような投稿も可能です。トレンドとライフスタイルに合わせたコンテンツを開発・配信することに加え、小紅書上でより高い視認性を獲得するためのいくつかのコツをご紹介いたします。中国国内のユーザーに向けた配信を検討する際に、ぜひ参考にしてみてください。
ユーザー好みに合わせたカバー写真の選定
小紅書のノートには、ブランドの世界観に合った、クリーンで目を引くカバー画像が必要です。画像だけでもブランド独自の世界観、ユニークさ、そして本物らしさを表現しましょう。多くの小紅書ユーザーは、広告だと一目で分かるような画像よりも生活感のある画像を好む傾向にあります。小紅書で生活のインスピレーションを求める多くのユーザーに向けて、適切なカバー画像を使用することはノート投稿への注目を高めるのに非常に役立ちます。
目を惹くタイトルコピーの開発
ノート投稿への興味関心を醸成し閲覧を促進するために、ユーザーの関心を惹くタイトルは注目を集めるにあたり非常に重要です。また、訴求内容と一致するキーワードをタイトルに含めることを強くお勧めします。トレンドに基づくトピックやコンテンツの作成も、多くの注目を集めるのに最適です。
説明文内でのキーワード最適化
簡潔にそして魅力的に読者が気になる情報を入れ込み、そしてターゲットの読者が読んでいて共感できるテキストを投稿することも常に心がけてください。絵文字、関連するハッシュタグ、およびキーワード(小紅書内でのSEOの目的のため)を組み込むことにより、投稿はブランドの個性を反映しつつも、小紅書内でトラフィックを集めリーチの最大化を図ることができます。
配信時間の設定
小紅書マーケティングデータによると、プラットフォームのピーク閲覧時間は通常午前7時から9時、正午から午後2時、そして午後9時から午前12時だそうです。ただ、コンテンツカテゴリによっては必ずしもこれらの時間帯にピークを迎えるわけではありません。たとえば、特に都市部のOLは、スキンケアに関連する投稿を仕事終わりの夜8時から11時に閲覧することが多いです。また、投稿がプラットフォームに公開される際に、小紅書側でのシステム対応に10分から30分ほどかかる場合があるため、配信タイミングにあたって加味する必要があります。
Xiaohongshu(小紅書) for Creators
マーケターやクリエイターがコンテンツを管理・制作しやすくなるよう、「Xiaohongshu(小紅書) for Creators」というプラットフォームを小紅書は開発・提供しています。これによって、幅広いツールやコンテンツを効率的に管理ができるようになりました。効果的にプランニングし、ターゲット層の好みに基づいたコンテンツを戦略的に制作するためには、ターゲット層を正しく深く理解することが重要です。
フロー型で情報が溢れるSNS環境で、ユーザーの関心を引くためには良質なコンテンツの配信が欠かせません。製品やサービスをコンテンツにうまく取り入れることで、ユーザーの興味を強く惹きつけ、魅力的にアピールすることができます。
投稿内容
小紅書上でのマーケティングを成功させるには、オーディエンスが好む投稿内容を把握する必要があります。ほとんどのユーザーは、ライフハックや生活へのインスピレーションをテーマとした投稿を好み、そのまま企業の製品やサービスの購入に至る傾向にあります。消費者にリーチし、そのまま購買まで促進できる非常に効果的かつ手頃なアプローチです。
小紅書上ではクリエイターは多様なコンテンツを発信しています。企業も同様に、多様な切り口でクリエイティブかつ着実に製品やサービスをアピールしターゲット層を惹きつけることができます。
例:
シリーズ形式でストーリーを投稿。また関連するコンテンツのシリーズもあわせて表示することで、視聴ユーザーが今後の配信に期待し、フォローを促します。
商品やサービスに関するチュートリアルや教育に関するコンテンツを作成。
ンフルエンサーとのコラボ投稿。インフルエンサーの力でブランド露出を増加させ、ターゲット層を惹きつけることができます。また、投稿内では製品を実際にインフルエンサーに使ってもらい、効果を表現することもできます。
ディスプレイ広告の配信。新商品のローンチにとどまらず、通常のマーケティング施策としても非常に効果的です。
類似したコンテンツをグループフォルダに集めて配信することで、小紅書ユーザーが探索する度に閲覧数を増やし、より親和性高いユーザーに広告を届けることができます。
ターゲット層を正しく深く理解し、上記の情報を参考にしながらブランドの世界観を活かしたクリエイティブなコミュニケーションを図ることで、小紅書はブランドやマーケターにとって中国市場開拓の力強い味方になります。たとえば、ファストファッションブランドの場合、ターゲット層はおしゃれで着こなしアイデアをシェアするコンテンツを好むことがあります。一方的に伝えたい情報をそのまま伝えるようなコンテンツよりも、ユーザーのk飲みにあわせてコンテンツを制作・配信することが成功する小紅書マーケティングの秘訣です。
活用事例:TAUTROPFEN
入念にコンテンツ配信計画を練ることの重要性が分かる一例として、ドイツのスキンケアブランドであるTAUTROPFENをご紹介いたします。 TAUTROPFENは、効果的なコンテンツ配信計画を準備して、秋と冬の季節にエッセンシャル オイルを宣伝し、小紅書のマーケティング キャンペーンを実行しました。
小紅書内での美容インフルエンサー、皮膚科医、有名人のメイクアップ アーティスト、アロマセラピストなどを通じてブランドを宣伝することで、様々な角度から多様なコンテンツを制作しました。 専門家のアドバイス、テスト、そしてレビューを通じて、製品の認知度と口コミを確立しました。また、TAUTROPFEN は潜在的な消費者を正確にターゲティングするために、「オイルで肌に栄養を与える」、「エッセンシャル オイル」、「オイルを塗る」などのキーワードをプロモーション広告に加えました。
効果的な小紅書のマーケティングにより、TAUTROPFEN はブランドへの言及を 225% 増加させることに成功しました。 質の高いコンテンツの制作に加えて、期待を上回るほど売上が成長しました。 最初の11日セールの先行販売では、TAUTROPFENはECサイトでのフェイシャル エッセンス オイルの先行販売で第 1 位にランクインし、全体の購入量は前年の3 倍になりました。この驚くべき結果を踏まえると、小紅書コンテンツマーケティングを入念にプランニングすることの重要性が分かります。ぜひ当社で小紅書上でのリーチ支援を担うコンテンツ管理専門チームにお問合せください。
活用事例:Bobbies
2010年に設立されたBobbiesは、靴と革製品を専門とするパリのブランドです。 このブランドは、中国市場でのブランド認知度と露出を高めるために小紅書への広告出稿を決めました。 Bobbiesは戦略的なコンテンツ管理キャンペーンを実施し、小紅書のマーケティング目標達成に成功しました。
下の比較投稿は、カバー画像の違いによるノートへのエンゲージメント率の違いを表しています。美しく製品を表示した画像は、製品に興味を持つターゲット層から2,000以上のエンゲージメントを獲得しています。一方で、製品が明確に表示されていないぼやけた画像では、ごく少数のエンゲージメントしか得られていません。ターゲット層の興味を惹いてノート投稿本文に誘導すべく、ターゲット層の好みにあわせてカスタマイズしたコンテンツ制作および配信計画の重要性がお分かりいただけるかと思います。小紅書でのマーケティングノウハウを熟知した専門チームにこちらよりぜひお問合せください。
2.2 インフルエンサーを小紅書マーケティングに活用する方法
近年、特に小紅書では、SNS上での新たな企業と消費者の関係性を模索しています。小紅書のインフルエンサーは定期的にコンテンツを作成・配信し、多くのトラフィックと注目を集めることが多く、小紅書ユーザーに対し強い影響力を持っています。インフルエンサーを活用することで、ブランドはテキストや写真からライブ配信、ショートビデオなど様々な形式のコンテンツを作成・配信することができます。
小紅書のインフルエンサー
2019年には、小紅書は公式インフルエンサーのマーケティングプラットフォームを導入しました。プラットフォームには約6,000人のインフルエンサーが登録しており、ブランドやそのパートナー企業(広告代理店など)、第三者のコンテンツパートナー企業がアクセスし活用できます。公式インフルエンサーは、登録にあたって以下の厳格な要件を満たす必要があります。
1,000人以上のフォロワーを持っていること
一定数の平均投稿閲覧数を満たしていること
企業がこのプラットフォームを利用するためには、公式ブランドアカウントの認証が必要となります。認証を経て、プラットフォームに登録された公式インフルエンサーと自由にコラボすることが可能です。小紅書のインフルエンサーがPRコンテンツを公開する際は、企業側がデータを確認するためにもブランドアカウントをタグ付けすることが義務付けられています。また、AsiaPacが独自で開発したAIインフルエンサー管理プラットフォーム・KOOLER AIを活用し、最適なインフルエンサーを探すこともお勧めです。
小紅書のユーザーは、コンテンツの質を最も重視していることから、マイクロ(1万人〜10万人程度のフォロワー数)およびナノインフルエンサー(1万人以下のフォロワー数)の台頭をもたらし、UGCが増加しています。小紅書のインフルエンサーを活用することで、共にトレンドを作り出しながら、ブランドの露出を拡大し売り上げを促進することが期待できます。小紅書ユーザーは、インフルエンサーを広告よりも信頼している傾向にあり、そのためインフルエンサー活用を通してブランドは消費者とより簡単にエンゲージできることが見込めます。
適切なインフルエンサーを利用することは、ブランドのキャンペーン目標を達成するのに効果的です。ただ、インフルエンサーの規模や特徴が異なるため、時には目的に照らし合わせた際に最適なインフルエンサーを精査することを難しく感じるかもしれません。以下のチャートから、ブランディング、市場浸透、コンバージョンなどのキャンペーン目標に基づいて、どのインフルエンサー群が小紅書マーケティングに効果的であるかが分かります。
インフルエンサーマーケティングは、小紅書上で非常に影響力ある打ち手です。最適なインフルエンサー群を活用することで、プラットフォーム上でのブランドの露出量とコンバージョンを獲得できます。
インフルエンサーによるライブ配信
ライブ配信機能は小紅書でのマーケティング戦略で欠かせない機能の一つとなっており、顧客獲得の手段として重宝されています。リアルタイムで魅力的なコンテンツを配信することで視聴者と繋がり、そのまま小紅書上での購入に繋げることができます。小紅書では、ライブ配信が「買い物エンターテインメント」のトレンドを促進しており、オンライン上でより楽しいショッピング体験を提供しています。
調査によると、フォロワー数が7,500人程度の平均的なインフルエンサーは、ライブ配信を行なうことで約10,000元(日本円で約20万円)の売り上げを生み出します。小紅書のインフルエンサーはより強力なコミュニティを持っているため、タオバオなどのライブストリーミング機能を持つ他のソーシャルネットワークよりもパフォーマンスが高い傾向にあります。
小紅書上でのインフルエンサーを活用したライブ配信インフルエンサーによるライブ配信は、コンバージョン率を高めるのに非常に効果的です。インフルエンサーのファンが配信に集まり、トレンドを作り、消費行動へと繋がります。多くのライブ視聴者は、インフルエンサーの紹介によって製品がより確かなものと認識することから、インフルエンサーの紹介からそのまま購入に至るケースは少なくありません。ライブ配信中にインフルエンサーが製品を使用もしくは言及することで確実に視聴者は購入に興味を持つはずです。これは小紅書上におけるマーケティングの有効な打ち手の一つであり、プラットフォーム内のECサービスを介して販売を促進し、売り上げを生み出しています。
ECプラットフォームとしての小紅書
2013年のサービスローンチ以降、小紅書はユーザーの好みや消費者トレンドを取り入れて成長しました。トレンドやユーザーの声を踏まえて導入した小紅書のEC機能は、ブランドやマーケターが消費者と小紅書上で繋がったのち購買まで提供する、マーケティングソリューションです。
小紅書のトライバルコマース
小紅書モールの登場により、さらに小紅書は企業にとって非常に魅力的なプラットフォームとなり、小紅書の「トライバルコマース化」を加速させました。ユーザーはアプリ内で商品を見つけ、そのまま購入できるだけでなく、小紅書のコミュニティー内でレビューを共有することもできます。多くのブランドは、ユーザーの目に留まるようにインフルエンサーを利用してコンテンツを作成し、ブランド露出を増やすことを狙っています。
インフルエンサーへの信頼と彼らの影響力は、EC売上に影響を与えると考えられています。中国の消費者は、世間的に認められている物やおすすめされている物を購入する傾向が約4倍高いと言われています。インフルエンサーがブランドの関連製品を「いいね!」やリポストすると、そのブランドのイメージや評判、売上への影響が見込めます。REDストアの小紅書機能を活用することで、ユーザーはノートに投稿されたリンクから関連する製品やインフルエンサーが使用したすべての製品を見ることができます。これにより、トラフィックの効率性がより向上し、ECコンバージョン率が上がります。小紅書マーケティングをソーシャルECに活用する方法については、この記事をチェックしてみてください!
活用事例:Dior
近年、中国市場で急速に人気を集めている高級ブランドのDiorは、2021年春コレクションでは8,360万人もの視聴者から注目を集めました。この記録的なトラフィック量を踏まえ、Diorでは中国市場におけるトラフィック増加に向けて、ローカライズしたデジタルマーケティング戦略を実施しています。Diorは小紅書をうまく活用し、トラベルリテールショップへのトラフィックを増やすことに成功しました。
小紅書上でインフルエンサーを活用し、中国市場において新製品「Dior Prestige Huile De Rose」の認知を獲得しました。小紅書の特徴にあわせ、旅行系インフルエンサーとのタイアップを行なうことでターゲット層へアプローチに成功しました。また、インフルエンサーがコンテンツを自由に編集するためにガイドラインを提供することで、製品を最も自然で魅力的に伝わるコミュニケーションを実現しました。
これにより、UGCコンテンツが小紅書内で広がり、ターゲット層からの製品の認知獲得に繋がりました。この施策では、5人のインフルエンサーを起用し、結果的には300万回以上の視聴回数を獲得しました。この戦略はブランドの世界観やガイドラインを守りつつ、インフルエンサーの世界観や魅力を活かしながらコンテンツを作成してもらいながら、Diorにとってポジティブなブランドイメージを作り出すことに成功しました。当社はアジア太平洋地域全体で非常に多くのの小紅書マーケティングキャンペーンを提案・運用しており、アジア太平洋全域のインフルエンサーを活用して、クライアントの皆様の更なるビジネス拡大を支援しています。
ニーズにあわせた小紅書活用に向けて
「中国市場はその魅力的な市場規模や文化、そして規制から、正しく戦略を理解し実装さえすれば、ビジネスを拡大する上で非常に重要なポテンシャルを持っていることは疑いようがありません。多くの企業は、中国国内でのブランド基盤を構築するための打ち手として小紅書の活用を試みています。もちろん、中国の消費者の購買事情や同業他社との差別化など、広告主が事前に認識し検討すべき課題があります。こちらの記事でご紹介した小紅書戦略を参考にしつつ、貴社のニーズにあわせた小紅書活用についてはぜひ弊社の中国デジタルマーケティング専門チームにこちらよりお問合せください。」
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